『図活研』とは

 NPO法人図的表現活用研究所として、都市や地域の空間を対象にした地図や図的表現を生かし、まちづくりに関する調査やそのベースとなる空間解析、図的表現に関する調査・研究活動を行い、そこで得られた研究資源を広く社会や次世代を担う子どもの教育に生かしていくことを目的に平成29年2月に設立されたNPO法人です。

 

『図活研』の目的

 近年の情報化社会において、コミュニケーションの媒体として自然言語表現以外に、画像、映像などを含めた視覚表現について、その記述体系を理解し、整理し、活用する能力の重要性が高まっています。

 特に地図やグラフなど、図的表現に関するリテラシーは、識字能力や計算能力と並んで必要な重要な能力であり、本来であれば義務教育段階の早期に獲得されるべき能力の一つです。

 また、情報化が進む現代社会において、従来の紙による地図から、デジタル地図をベースとしたスマートホンやタブレット端末、カーナビ等の機器による活用が進み、多くの人々がなんらかの「地図」に接する機会が急増していますが、現在、デジタル空間における地図表現や図的表現の手法や活用方法、基準などについては理解が進まず、専ら提供側の視点にたった地図により、利用者の誤読や誘導を行うものが多く存在するのが実態です。

 これらを踏まえ、本研究所は、図的表現に関する多くの研究実績と研究資源を有する法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科の空間情報・伝達研究室が母体となり、都市や地域の空間を対象にした地図や図的表現を生かし、継続的にまちづくりに関する調査やそのベースとなる空間解析、図的表現に関する調査・研究活動を行い、そこで得られた研究資源を広く社会や次世代を担う子どもの教育に生かしていくことを目的として設立されました。

 またこの活動を通じ多くの市民がその地域に暮らす意味を見出し、愛着とプライドをもって暮らせる社会の実現に向けた活動を行っていくことを目指しています。

『図活研』活動の3つの柱

図活研では、「図的表現の活用」、「教育」、「まちづくり」の3つの柱を相互に連携させた取り組みを進めて行きます。

 図的表現の活用

近年、地図は、デジタル化・システム化されることによって操作性が飛躍的に向上し、立体表現や時間経過も考慮した表現も可能となり、環境システムのみならず、景観や歴史・文化も扱えるようになってきています。

前身の空間情報・伝達研究室では、長年に渡り、都市空間の計画上の各種課題に対してGIS等の空間情報システムを用いて接近を試みる取り組みを進めてきました。

図活研では、これらの研究成果を教育やまちづくりの分野に活かして行きます。

図活研 代表紹介

森田 喬 

モリタ タカシ 

 

法政大学デザイン工学部

都市環境デザイン工学科 教授

法政大学大学院

デザイン工学研究科

都市環境デザイン工学専攻 教授

日本地図学会 会長

教育・研究活動

地図事典の構成に関する研究

フランスにおける社会インフラの過去・現在に関する研究

外国人にも分かりやすい地図の表記に関する研究

著書

神の眼 鳥の眼 蟻の眼

著:森田喬